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ぽるとブログ

ぽるとブログ 第3回勉強会のご報告 2014/8/9(土)

7月25日(金)、第3回目のぽると連続勉強会が開催されました。
勉強会の様子を学生サポーターのお一人にまとめてもらいました。

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先日7月25日に開催された、子どもセンターぽるとの
第3回目の連続勉強会に参加してきました。

講師を務めて下さったのは、現在県立吉田病院で
臨床心理士としてご勤務されている、池原順子さんでした。

内容は、池原さんが過去に児童相談所の職員として
働かれていた際のご経験を基にしたもので、
新潟県内での児童相談所の状況や、
近年の児童虐待の傾向などについて学ぶことができました。

 池原さんのお話を聴く中で、新潟県は対人口比で見た時に、
全国で児童養護施設の定員が最も少ないことが分かりました。
 また、児童虐待相談件数や虐待を理由とした施設入所が
年々増加しているにもかかわらず、児童相談所や
施設の職員数は今までとそれほど変わらないため、
職員の多忙さが増し、思うように児童への対応が取れていない
という現状があることも知りました。

 このようなことを受け、私は改めて「ぽると」のような、
ボランティアが運営に関わっていく子どもシェルターの重要性を
感じました。
 現代の子どもは情報社会・学歴社会の中で生きています。
 そのような子ども達を児童相談所で一時保護する場合、
学校に通えないことや、携帯電話など外部と連絡を取る手段を
シャットアウトされてしまうことなど、いくつかの問題があります。
 そのため、どのような子どもをも柔軟に保護できる、
シェルターのような受け皿があるかどうかで、
現代社会を生きる子供たちを見守る体制が違ってくるのだと思います。

 私は第1回目の勉強会から参加していますが、
少しずつ「ぽると」が形になってきていると感じています。
 それは、「ぽると」の理事会の方々の日々のご尽力の賜物だと
強く思います。
 それと同時に、勉強会に毎回参加していると、
毎回会場を埋め尽くす程の参加者が来場していることに気付きます。
 
 それだけ多くの方々が、社会問題と化している児童に関する問題に
関心を持ち、自分が何らかの形でその問題を解決するために
力を貸せないか、と少しでも感じていることの表れだと思います。

 現在、子どもセンター「ぽると」は今年の11月19日に
オープン予定で、今回の勉強会でもそのオープンに先立って、
「ぽると」の子ども達をサポートするボランティアである、
通称「ぽるサポ」の募集が始まりました。
 「ぽると」を運営していくためには、
多くのボランティアスタッフと資金が必要です。

 正直まだまだ人材も資金も足りないと感じますし、
「ぽると」のことを知らない方々もたくさんいらっしゃると思います。
 けれども、一人でも多くの子どもの命を守るため、
「ぽると」の設置は新潟県において不可欠であると感じます。

 最後になりましたが、私は学生であり、
「ぽると」を運営していく為にはまだまだ未熟で微力である
と感じています。
 でもそんな私でも何かできることはないかと考えた時に、
「ぽると」のことを広く知ってもらう為の広報活動や、
ぽるサポに自らなることなど、考えれば多くのことが
自分でもできると気付きました。
 今では県内の3大学の学生が、「ぽると」を支援していくための
サークルのようなものも立ち上がりました。

 自分に何ができるのか、ということを常に考え、
少しでも多くの方に「ぽると」の存在を知ってもらえるよう、
これからもこの活動に誠心誠意取り組んでいきたいです。

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 勉強会はあと2回となります。
残り2回も、充実した内容です。
ご関心のある方、どうぞご予定ください。
勉強会の詳細は、右の「子ども支援のための連続勉強会」
をクリックしてご覧ください。

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